バイナリーオプションの危険性!やってはいけない4つの理由とは?

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こんにちは、星野です。

みなさん、元気にトレードしていますか?

私は実家に帰省して、のんびりお茶を啜っています。年末なので、トレードもお休みですね。

さて、今回はバイナリーオプション(BO)に関するお話になります。

みなさんは、バイナリーオプションってやったことありますか?

私も過去に友人に誘われて少しやっていたことがあるのですが(あとで聞いた話によればその知人は勧誘の報酬目的に私を勧誘していたのですが……)、実際にやってみて、「ああ、これ絶対にやっちゃいけないやつじゃん」「完全にギャンブルじゃん」という結論に至りました。

その理由は「FXでは勝てるのにバイナリーオプションでは勝てなかったから」ではありません。バイナリーオプションの仕組みについて深く考え、一般的なギャンブルの仕組みと照らし合わせれば誰でもその理由にたどり着くはずです。

バイナリーオプションがなぜ危険なのか。この記事では、その理由を解説したいと思います。

バイナリーオプションの何が危険なのか

1. 取引に融通が効かず、限りなくギャンブルに近い

そもそもバイナリーオプションとは何かというと、特定の時間内に価格が上がるか下がるかを予測する金融取引です。

自由度が高い通常のオプション取引とは異なり、基本的に参加者に与えられている選択肢は、「ハイ(high)」「ロー(low)」のみ。つまりFXや株式投資のように「利食い」「損切り」はできません。

「利食い」「損切り」は個人の裁量が大きく問われる可変要素です。このような可変要素があるからこそ、トレードには個人の能力による優劣が生まれやすくます。優劣は投資というものを考える上でとても大切なものです。なぜなら能力により優劣が生まれない勝負は、ただの運ゲー(運任せのゲーム)になってしまうからです。

たとえばコイントスは、何度練習しても表と裏を正確に言い当てられるようにはなりません。それはコイントスが「可変要素のまったくない完全な運ゲー」だからです。無論、イカサマをして結果を意図的に操作すればこの限りではありませんが、それはコイントスの定義からはずれます。

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もちろん、コイントスは極端な例です。それを引き合いに出して、バイナリーオプションを運ゲー呼ばわりするつもりはありません。バイナリーオプションは自分でエントリーするタイミングを選べますし、どちらに賭けるかもチャートというヒントを見ながら選べます。コイントスより遥かに可変要素は多いです。

しかし、FXと比べた場合はどうでしょう。FXにはバイナリーオプションよりさらに多くの可変要素があります。もちろんFXにも運に支配される場面がしばしばありますが、自分の判断で逃げのタイミングを選べる分、バイナリーオプションよりも簡単に運ゲー状態から脱することができます。

さて、少し話が変わりますが、ギャンブル(賭博)についてWikipediaで調べると、以下のように定義されています。

賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。

金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。

大事な部分を太字にしました。どうやらギャンブルとは、偶然性、すなわち「運ゲー要素」が含まれる勝負事のことを指す言葉のようですね。

バイナリーオプションに限らず、この世のあらゆる勝負事は必ずある程度の「運ゲー要素」を持っています。つまりある程度は必ずギャンブル的であるということです。ただ「運ゲー要素」は、その逆の性質を持つ「可変要素」があればあるだけ薄れていきます。

どれくらい可変要素があればギャンブルでなくなるのか。ここに明確な線引きをすることはできません。しかし、FXとバイナリーオプションを比べた場合に、FXに比べ可変要素が遥かに少ないバイナリーオプションの方がよりギャンブル的であるということは、疑いようのない事実でしょう。

2. バイナリーオプションはマイナスサムゲームである

FXはしばしばゼロサムゲームであると言われます。ゼロサムゲームとは、勝った人がいる分負けた人がいて、市場全体の損益の総和はゼロになっている状態のことです。まあ、FXがゼロサムゲームなのは確かなことですね。

では一方のバイナリーオプションはどうかというと、こちらはゼロサムゲームであるという主張もありますが、基本的にはマイナスサムゲームです。マイナスサムゲームとは、参加者の損益の総和がマイナスになる状態。つまり、掛けた金額より、リターンの金額の見込み額(期待値)が少ないゲームのことを言います。

ちなみに、バイナリーオプションがゼロサムゲームであると主張するのは、業者やアフィリエイターなどのバイナリーオプションを売ることで稼いでいる人たちです。つまりバイナリーオプションの評判が下がると困る人たちです。つまり中立的な立場の人たちの意見ではありません。

中立的な立場になって考えれば、バイナリーオプションをゼロサムゲームであると考えるには無理があります。その理由を説明します。

そもそもFXは為替市場という大きな枠組みの中でお金をやりとりします。相場は市場参加者の行動により変動するので、すべての参加者が市場とある意味で連動しています。

一方でバイナリーオプションは、為替市場を”ネタにして”為替市場とはまったく関係のない場所で賭け事を行います。つまり、為替市場に実際に資金を投じているわけではないので、市場との連動性はありません。

FXでは「買いたい」と思う人がいれば通貨の需要が高まり、価格が上昇します。しかし、バイナリーオプションでは参加者が全員「ハイ」にかけても(この後価格が上昇するだろうなと予想しても)、ただの予想に過ぎないので価格が上昇することはありません。

FXでは、価格が上がるだろうと予想する人と、下がるだろうと予想する人の間で勝負が行われます。予想が外れた人の損失が、予想が当たった人の利益になります。

バイナリーオプションにも、価格が上がるだろうと予想する人と、下がるだろうと予想する人が参加しているわけですが、実は、この2者の間では勝負がおこなれていません。

わかりますか?

バイナリーオプションでは、業者VS参加者全員という構図で勝負が行われているのです。業者という胴元(ディーラー)が支配する枠組みの中で賭け事をするわけです。

カジノディーラーカジノディーラー 言うなれば、バイナリーオプション業者はカジノディーラーそのもの。

例えば仮に、参加者が全員「ハイ」にかけたとします。しかしもし、結果が「ロー」であった場合、参加者の掛け金は全額、業者の利益になります。逆に、予想が当たった場合、参加者の賞金はすべて業者によって支払われることになります。

参加者が勝てば利益、負ければ損。つまり、参加者全体で負ける人の方が勝つ人よりも多いと、業者は儲かり、勝つ人の方が負ける人よりも多いと、業者は損するのです。

FX業者は、勝つ人が多かろうが負ける人が多かろうが、売買手数料(スプレッド)で儲けているため、参加者が多いほど、掛け金が大きいほど儲かります。

ATMATM 手数料で稼ぐFX業者は、極端に言うとATMのようなもの。

これが、FXとバイナリーオプションの大きな違いです。

手数料で儲けるFX業者は、参加者の勝ち負けはどうでもいいという前提があります。しかしバイナリーオプションでは、参加者の負けが多いほど儲かるという=負けが多い方が嬉しいという前提があるのです。

この前提を踏まえた上で、それでもバイナリーオプションに挑みたいという人は、生粋のギャンブラーでしょう。

バイナリーオプションの業者は、賞金の倍率を変動させたり、レンジ(ハイとローの隙間)の広さを調整したりして、上手に損失を利益が上回るように調整します。

一見、ハイとローで戦っているように見えますが、実際は、勝つ人と負ける人の数が上手く操作されているのですね。

これは宝くじ、競馬、カジノ、パチンコなど、多くのギャンブルと同じ構造です。負ける人の損失を、勝った人の利益より多くするようなゲーム(仕組み)を作り、その差額が運営側の利益になる。これがマイナスサムゲームの根本的な仕組みです。そしてこれに該当するバイナリーオプションもまた、マイナスサムゲームなのです。

ただし、マイナスサムゲーム=悪ではありません。参加者は勝ち負けのその差額を、「他では味わえないスリルと熱狂」のサービス料金として、支払っているのです。

「他では味わえないスリルと熱狂」こそギャンブルの存在意義です。ただ、本筋がそっちなので、「お金を稼ぐための手段」としては不適だというのはわかりますよね?

3. バイナリーオプションは、始めるのは「簡単」だけど、稼ぐのは「難しい」

「バイナリーオプションはFXよりも簡単」という表現をさまざまな書籍やwebページで見かけますが、この表現には大きな罠があります。

なぜなら、バイナリーオプションが簡単なのは「ルール」や「やり方」だけだからです。業者はさも「稼ぐのが簡単」であるように宣伝していますが(さすがにそのように表記すると嘘をつくことになるので、詐欺業者でなければそこまでダイレクトな書き方はしませんが)、上の項で書いた通り、バイナリーオプションで稼ぐのはFXよりも遥かに難しいです。

始めるのは簡単。ルールを覚えるのも簡単。しかしバイナリーオプションで勝つためには高度な技術と強い精神力が必要です。あとは運という鍛えようのない要素も重要になってきます。

4. バイナリーオプションを勧めているのは99%業者かIB狙いのアフィリエイター

バイナリーオプションはギャンブルと見るならば及第点ですが、投資商品として見た場合はたくさんの問題があります。そのため、自然な口コミではなかなか良い評判が広がりません広がるわけがりません。

ネット上でバイナリーオプションを持ち上げているサイトはほとんどが業者かIB狙いのアフィリエイターによって造られたサイトです。

IBって何?

IBはイントロデュージング・ブローカーの略で、簡単に言うと継続的に報酬がもらえるアフィリエイトのことです。普通のアフィリエイトの場合は口座開設1件につき◯◯円という報酬形式ですが、IBの場合は自分が口座開設させたトレーダーの手数料の一部を継続的にもらい続けることができるという報酬形式になっています。つまりアフィリエイターにとっては普通のアフィリエイト案件よりもオイシイ案件ということになります。

つまりネット上で見受けられるバイナリーオプションに関するよい口コミは、ほとんど営業のために自作自演されたものだということです。投資初心者はこの手の情報に踊らされないよう気をつけなければいけません。

もちろん、バイナリーオプションの根幹はFXなので、FX業者でもIB案件を提示しているところはあります。ただ、バイナリーオプションのIBは、FXのIBよりも報酬が高額で、なおかつIBをやるための条件も緩くなっています(FXのIBはその辺のアフィリエイターにはできません)。そのため、至る所でIBの報酬狙いのアフィリサイトが乱立されています。

ある程度サイトが大きくなってくると、バイナリーオプションの業者から「IBやりません、儲かりますよ」という話が来ることもあります。

当サイトにもその手のメールが来たことがあります。一応、公開していい情報かどうなのか不明なのでスクリーンショット等は載せないでおきますが、ググったらスクリーンショットを載せているサイトがあったので、参考までに該当記事へのリンクを貼っておきます。

http://www.dealingfxblog.net/archives/10803032.html

まとめ

「スリルを感じたい」「自分の直感・運を試したい」という理由からあくまでギャンブルとしてやるならバイナリーオプションは面白いかもしれません。しかし、資産形成のための投資を始めたいという方や、大きく稼ぎたいと思っている方には、バイナリーオプションは向いていません。

おせっかいになってしまうかもしれませんが、この記事を読んでくださった方の中でバイナリーオプションをやっていて、利益が出てない方がいましたら、直ちに撤退することをお勧めします。

マイナスサムゲームである以上、一度失ったお金は基本的に取り戻すことはできず、取り戻そうとするほど損失を増やします。「ギャンブルでお金は稼げない」ということの勉強代だと割り切って、新たな一歩を踏み出しましょう!