金融政策決定会合とは、日本銀行政策委員会が、公定歩合・準備預金制度の準備率・金融市場調節の方針などの政策判断を話し合うために開かれる会合です。簡単に言って仕舞えば、日本の金融政策をつかさどる会合ですね。日本版FOMCといったところでしょうか。
金融政策決定会合が発足されたのは、1998年1月。メンバーは日銀総裁と2人の副総裁、6人の審議員の計9人です。政府の代表もオブザーバーとして出席することができますが、発言や議案の提出はできても、議決権は持ちません。このあたりもFOMCの仕組みと似ていますね。
FOMCと同様年8回(2015年までは年14回)、それぞれ2日間にわたって開催されます。この会合で決定された事項は、会合終了後すぐに公表されます。政策変更がない場合もその旨が公表されます。議事要旨は次の会合の際に発表されます。
金融政策の変更は、為替相場にしばしば影響を与えます。政策変更がない場合でも、それが経済成長に一躍買うと見られれば相場が上昇し、また、その措置が適切でないと判断された場合には相場が下降するケースがあります。
このあたりを予想するのは難しいですが、決定会合の結果と相場の動きを見て、市場参加者がどのように解釈したかを推測してみると、相場を読むヒントが得られるかもしれません。
2016年の開催日
金融政策決定会合 開催日および結果 |
各資料の公表日 | 総裁定例記者会見 | ||
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経済・物価情勢の展望 (基本的見解) |
主な意見 | 議事要旨 | ||
1月28日(木)・29日(金) | 1月29日(金) | 2月 8日(月) | 3月18日(金) | 1月29日(金) |
3月14日(月)・15日(火) | 3月24日(木) | 5月 9日(月) | 3月15日(火) | |
4月27日(水)・28日(木) | 4月28日(木) | 5月12日(木) | 6月21日(火) | 4月28日(木) |
6月15日(水)・16日(木) | 6月24日(金) | 8月 3日(水) | 6月16日(木) | |
7月28日(木)・29日(金) | 7月29日(金) | 8月 8日(月) | 9月27日(火) | 7月29日(金) |
9月20日(火)・21日(水) | 9月30日(金) | 11月 7日(月) | 9月21日(水) | |
10月31日(月)・11月 1日(火) | 11月 1日(火) | 11月10日(木) | 12月26日(月) | 11月 1日(火) |
12月19日(月)・20日(火) | 12月29日(木) | 2月 3日(金) | 12月20日(火) |
2017年の開催日
金融政策決定会合 開催日および結果 |
各資料の公表日 | 総裁定例記者会見 | ||
---|---|---|---|---|
経済・物価情勢の展望 (基本的見解) |
主な意見 | 議事要旨 | ||
1月30日(月)・31日(火) | 1月31日(火) | 2月 8日(水) | 3月22日(水) | 1月31日(火) |
3月15日(水)・16日(木) | 3月27日(月) | 5月 2日(火) | 3月16日(木) | |
4月26日(水)・27日(木) | 4月27日(木) | 5月10日(水) | 6月21日(水) | 4月27日(木) |
6月15日(木)・16日(金) | 6月26日(月) | 7月25日(火) | 6月16日(金) | |
7月19日(水)・20日(木) | 7月20日(木) | 7月28日(金) | 9月26日(火) | 7月20日(木) |
9月20日(水)・21日(木) | 9月29日(金) | 11月 6日(月) | 9月21日(木) | |
10月30日(月)・31日(火) | 10月31日(火) | 11月 9日(木) | 12月26日(火) | 10月31日(火) |
12月20日(水)・21日(木) | 12月28日(木) | 未定 | 12月21日(木) |
開催日は日本銀行の公式HPより引用させていただきました。
金融政策決定会合に関するより詳細な情報が知りたい場合は参照してみてください。