こんにちは、FX SQUARE管理人の星野です。
皆さん元気にトレードしていますか?
もしかすると、FXにはすごく興味あるけど、なかなか手を出せないという方もいるかもしれませんね。
私は仕事柄、FXトレーダーさん(特に初心者トレーダーさん)から相談を受けることが多いのですが、よく受ける質問の1つに「FX会社ってどこがいいの?」というものがあります。「会社ごとにどんな違いがあるの?」とか、「一番安心なのはどこの会社?」などという質問も受けますね。
というわけで今回は、そんなFXの会社選びに困っている方に向けて、私が一番おすすめする国内のFX会社「SBI FXトレード」を紹介してみようと思います。
既にSBIという名前を知っていて、口座開設しようか迷っている方にとっても参考になるよう色々情報をまとめてみたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
SBI FXトレードとは?
SBI FXトレードは、大手証券会社「SBI証券」や「住信SBIネット銀行」を運営しているSBIグループが運営しているFX会社です。
2015年のオリコン日本顧客満足度ランキング/取引手数料・コスト部門/初心者部門で1位にも輝いたことのある、非常に信頼性の高い会社でもあります。

FXとしての主な特徴は、業界最狭水準のスプレッドや、非常に扱いやすいトレードツールを提供していることなどが挙げられます。また、FX業界では珍しく1通貨からの少額取引が可能なので、資金が少ない初心者トレーダーにとっても利用しやすい環境が整っています。
それぞれの特徴を、もっと詳しく見てみましょう。
SBI FXトレードの特徴・利用するメリット
業界最狭水準スプレッド
スプレッドとは、毎度の取引にかかるコストのこと。当然、このコストの価格幅が狭ければ狭いほど、長い目で見たときのトレーダーの稼ぎは大きくなります。
業界最狭水準スプレッドとは、文字通り「FX業界では最も狭いクラスのスプレッドを提供していますよ」というもの。ただ、正直なところ、これってどのFX会社も謳っているんですよね。
最近はどこのFX会社もスプレッドをいかに小さくするかで顧客を取ろうとしているので、必然的にどこの会社も「最狭水準」になるのは当たり前なんです。だから、この言葉自体にはそれほど大きな「特別性」や「パワー」はありません。
ただ、
そんな事実を差し引いても、SBI FXのスプレッドは本当に最狭レベル。具体的な話をすると、日本人がもっとも多く取引する「米ドル/円」のスプレッドを0.27銭、世界でもっとも取引される「ユーロ/ドル」を0.48銭という値で提供しているのはこの会社だけです。(他の有力会社、たとえばDMMやGMOなどはすべてドル円0.3銭、ユーロドル0.5銭)

値で見れば微々たる差ですが、FXトレーダーとしてやっていくのであれば、この先何百、何千とトレードを繰り返していくことになります。塵も積もれば山となる、という言葉がある通り、この額も長い目で見れば無視できないものになっていきます。
また、取引する通貨量がどんどん大きくなっていけば、その分1回のトレードあたりにかかる取引コストも大きくなります。そういったことを踏まえると、たとえどんな微々たる差でもスプレッドを狭められるなら狭めた方がいい、ということがわかるかと思います。
JNBのFXは簡単契約できる反面、スプレッドがクソすぎてSBIに乗り換えたら負けづらくなった感じ。
— にゃかみゅ㌠LINEスタンプ発売ちう (@nearkamille) 2016年10月19日
DMM FXは少し値動き激しくなるとすぐスプ広がる。
おかげで123円前後でLしたくてもできなかった(p_-)
SBI FXならできてたのに。
てことで口座はSBI FXに戻す。— 龍尾 (@forbeginners11) 2016年10月7日
ドル円でもちゃんと勝てるならスプレッド狭いSBI FXトレードでドル円メインに切り替えていくべきっぽいな
— 橋本とまと(≧▽≦) (@tomato_math) 2016年9月16日
誰にでも扱いやすいトレードツール
SBI FXトレードは初心者トレーダーからベテラントレーダーまで幅広い層から評判を集めていますが、その理由の1つに、「トレードツールが使いやすいから」というものがあります。
SBI FXトレードのトレードツールは、プロの為替ディーラーがデザインを担当して開発されたものです。
国内外金融機関で経験を積んできた為替ディーラーがデザインを担当、真剣に為替と向き合ってきたプロフェッショナルがデザインした正真正銘のプロ仕様。 初心者からプロの投資家まで長く付き合う取引システムだからこそ、真剣に選んで欲しい、そんな想いがこもっています。
初心者の方でも見やすく、直感的に操作しやすく、動作も早い。使えるテクニカルが豊富なだけでなく、自分が使いやすいように各要素を細かく設定することができる。これらの点が、SBI FXトレードのツールが「使いやすい」とされる主な理由ですね。
初心者の方にとっては、相場の行く末を予想するために欠かせないトレンドラインを自動で引いてくれる機能や、売買のタイミングを通知してくれる独自のシグナル機能も便利。もちろん、「そんなことは自分でやる」というようであれば、ボタン1つで簡単にオンオフの切り替えが可能です。
トレードツールの種類について
SBI FXトレードでは、ブラウザ版とインストール版、スマートフォンのアプリケーション版という形でトレードツールが用意されています。入金はスマートフォンからでも簡単に行えるので、パソコンを持っていない方でも問題なくトレードに臨むことができます。
個人的におすすめ、というか使いやすいのはインストール版ですね。スマートフォン版も悪くないですが、やっぱりチャートを見るのは大画面がいいので。(あくまで個人的な意見です)
各種トレードツールにはそれぞれわかりやすいpdf操作マニュアルが用意されているので、使い方でつまずきそう、という方でも問題なく扱うことができます。
1通貨からの取引が可能
これは資金が豊富な上級者トレーダーの方にはあまり関係のないことかもしれませんが、SBI FXトレードはFX業界では珍しく1通貨から取引をすることができます。「少ない資金で投資をしたい」という初心者の方にはピッタリですね。
米ドルなら「1ドル」、ユーロなら「1ユーロ」、ポンドなら「1ポンド」といった風に、その国の国際決済通貨(世界的に取引されている通貨)1枚分のこと。
ほとんどのFX会社は、取引できる最低通貨数が1,000通貨や1万通貨なので練習のためにちょっと取引をしようと思ってもある程度のリスクを負ってしまうことになりますが、SBI FXトレードの場合は1通貨から取引ができるので、負けても数円、数十円といった極めてリスクの低い取引でリアルトレードの経験を積むことができます。
大手FX会社で1通貨からのトレードが可能なのはSBI FXトレードだけです。
@vovox1234 最初はね SBI fxとかがhttps://t.co/Nc48CP9zNn
いいお 少額取引から始められるのとスプレッドって手数料が一番安いから— ハウンズ FXクラブ (@FxHikarix) 2016年9月19日
取引の公正性・透明性に対する徹底した姿勢
会社選びの時にしっかりチェックしておきたいのが、その会社の公正性と透明性。
FXの経験が長い方や、インターネットを使っていろいろFXに関することを調べた方の中には、「ストップ狩り」「不自然な約定」「ラグによる損失」などといったFX会社側の不正やシステムの脆弱さが招いたトラブルにより損失を被ったという話を聞いたことがある方もいるかと思います。
確かに、この世に無数に存在するFX会社の中には甘く評価したとしても健全とは言いがたい会社が存在しています。国内の大手FX会社は健全なものが多いですが(日本のFX会社は世界最高水準だとも言われています)、海外のFX会社や、国内でも比較的新しく作られた会社の中には、「これ、どう考えてもグレーゾーンだよね」「絶対(利用者の利益を)抜いてるよね」と言いたくなるところも、正直、少なくありません。
その点、SBI FXトレードは、他の国内大手FX会社と比べた場合にも、公正性・透明性が高いFX会社として知られています。公式サイトの経営方針に目を通してみても、
- ストップ狩りは一切行わない
- 顧客に不利なレートで約定させない(注文がサーバーに到達した時点で100%約定させる)
- 相場が大荒れするときでも安定して取引できる環境を提供する
と明言しており、公正性・透明性についてアピールしています。
まあ、この自己アピールについては「そんなの自分では何とでも言えるだろ」と思う方もいるかもしれませんが、不思議なことに、こうやって大々的に公正性・透明性をアピールしている会社が少ないのがこの業界の奇妙なところ。それを大々的に言えてしまうのは会社側に絶対的な自身があるからに他なりません。
提供している情報コンテンツが豊富
この会社だから特別、というわけではないですが、SBI FXトレードは他の大手FX会社同様、豊富な情報コンテンツを無料で提供しています。
レポート1つを取っても、「マーケットトピックス」「インターバンクの声」「本日のテクニカル」「本日のテクニカル」「シニアのためのMarket Eye」など様々な観点から為替市場について書かれています。これらに毎日ざっと目を通しているだけでも、為替市場に対する知識を深めることができるでしょう。
動画コンテンツでは「雇用統計LIVE中継」がおすすめですね。前日の為替市場の動向から本日の注目ポイントを教えてくれる「Today’S LIVE」も、相場の見方がよくわからない、ファンダメンタルズ分析がわからない、という方にとってはありがたいコンテンツです。
もちろんセミナーも高頻度で開催。これらの情報コンテンツが利用できるというだけでも、口座を作って会員になる価値は十分にあると言えるでしょう。
有事の際に送られてくる「お知らせメール」も地味に便利。
【注意喚起】
「ニューヨーク中心部で爆発」における相場変動にご注意ください
SBI FXより https://t.co/gHdSyDJv6m pic.twitter.com/v6ukA8UjeA— FXおかん (@fxokan) 2016年9月18日
SBI FXトレード から「NY爆発で月曜オープン窓開きに注意しろよっ!」てな【重要なお知らせ】全配信メール来たわ。こういうのいつもSBIFXさんは行動早くて宜しい
— ジョー厚井 [主] (@Joe_Atsui) 2016年9月18日
思わずハッとさせられる内容のものもあります。私も初心者の頃はよく助けられていた記憶があります。
その他特徴
取り扱っている通貨ペアの種類
SBI FXトレードが取り扱っている通貨ペアは12種類。主要通貨は全て取り扱うことができます。もちろんすべての通貨が業界最狭水準。他のFX会社と比べると少なく感じるかもしれませんが、実際に取り扱える通貨ペアが多すぎてもほとんど取り扱わないで終わることが多いので、通貨ペア数の大小は特に気にする必要もないでしょう。
注文方法の種類
SBI FXトレードで行える注文方法には、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、OCO注文、IFDOCO注文があります。もちろんトレール注文も可能です。
クイック入金
クイック入金とは、24時間365日いつでも、どこからでも入金できるシステムです。380行以上の金融機関が対応しているので、信用金庫、地方銀行を主に利用している方でも、必要を感じたときにすぐ入金を行うことができます。振込手数料は無料です。
利用者の声が反映されやすい
地味なポイントですが、SBI FXトレードの良いところとして、「利用者の声をくみ取ってくれるところ」を評価するトレーダーも多いです。
SBI FXトレードは「サービス向上委員会」というものを設けており、そこに集まった利用者の声を元に、取引ツールやサービスの改善を行っています。具体的にどういった声を元に改善を行った、というのを示してくれるのも、利用者視点からすれば安心できますよね。
アプリが使いやすい
個人的な評価としては、アプリが結構使いやすいというのも評価ポイント。
チャートの拡大・縮小やチャート上へのライン引き、通貨ペアの切り替えなどがとてもスムーズに行えます。スマートフォンやタブレットをメインで取引する人にとってはありがたいですね。
SBI FXトレードのデメリット・弱み
ここまではSBI FXトレードのメリットや強みを紹介してきましたが、「いいとこばっかり説明してない?」「まったくデメリットはないわけ?」と思った方もいるかと思います。
もちろん全てが完璧なFX会社などというものは存在しません。以下に挙げるのは、私が思うSBI FXトレードのデメリットや弱みです。
スワップ金利が低い
FXトレーダーは大きく二分されます。1つは為替変動を狙って短期的なトレードを繰り返す一般的な意味でのトレーダー、もう1つはスワップ金利を狙って長期的に通貨を保有する、いわゆるスワップ派のトレーダーです。
SBI FXトレードは、他のFX会社と比べるとスワップ金利がやや低めです。スプレッドは業界最屈指の低さなので短期トレードだと恩恵を受けやすいのですが、長期トレードをする場合、スプレッドの僅かな差などといったものはほとんど気になりません(取引の回数が短期トレードに比べ極端に少ないので)。それよりもスワップ金利がいくらもらえるか、といったことの方が重要になります。
スワップトレードをメインにやっていこうと考えている方は、他のFX会社を利用した方がいいでしょう。
通貨ペアが12種類
SBI FXトレードで取り扱える通貨ペアは12種類だと上で書きました。主要な通貨ペアは全て揃っていますが、マイナー通貨の取引などを視野に入れている方からすると、この数はちょっと物足りないかもしれません。
ただ、マイナー通貨はスプレッドが大きかったりカントリーリスクに影響されやすかったりとメジャー通貨に比べ取り扱いが難しいものです。初心者トレーダーはメジャー通貨で取引を行うのが一般的なので、この点がデメリットになってくるのは中~上級者になってからでしょう。
スプレッド業界最狭水準は通貨数が少ないうちだけ
SBI FXトレードはスプレッド業界最狭水準と上で書きましたが、SBI FXトレードは注文数量が増えるとスプレッドが少しずつ広くなります。
具体的に言うと、例えば「米ドル/円」なら、1万通貨まではスプレッド0.27銭、1万1通貨からは0.29銭、50万1通貨から100万通貨までは0.48といったように少しずつ上がっていきます。
まあ、実質デメリットと言えるレベルになってくるのは通貨数が50万1通貨を超えてからなので、50万通貨以下で取引している初~中級トレーダーの方にはあまり関係のない話かもしれません。(むしろ50万通貨までは他の会社のスプレッドと比べても安いです)
小数点以下4桁表示
SBI FXトレードの為替レートは小数点以下4位までの表示になっています。人によっては細かく表示されていた方がいいという方もいるかもしれませんが、細かな数字がばーっと並ぶのが嫌な人にとってはデメリットになってしまいます。
基本的なデータ
表になっていた方がわかりやすいという方もいるかもしれないので、用意してみました。
基本データ
取引手数料 | 取引単位 | 通貨ペア数 | 初回入金 |
---|---|---|---|
無料 | 1通貨~ | 12 | 必要なし |
具体的なスプレッド(1万通貨以下)
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|
0.27銭 | 0.69銭 | 1.19銭 | 0.77銭 |
NZドル/円 | カナダドル/円 | スイスフラン/円 | 南アランド/円 |
---|---|---|---|
1.79銭 | 1.79銭 | 2.39銭 | 0.99銭 |
具体的なスプレッド(1万1通貨以上50万通貨以下)
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|
0.29銭 | 0.99銭 | 1.59銭 | 0.88銭 |
NZドル/円 | カナダドル/円 | スイスフラン/円 | 南アランド/円 |
---|---|---|---|
2.19銭 | 2.19銭 | 2.79銭 | 0.99銭(10万通貨まで) 1.90銭(10万1通貨以上) |
具体的なスプレッド(50万1通貨以上100万通貨以下)
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|
0.48銭 | 0.99銭 | 1.59銭 | 0.88銭 |
NZドル/円 | カナダドル/円 | スイスフラン/円 | 南アランド/円 |
---|---|---|---|
2.19銭 | 2.19銭 | 2.79銭 | 1.90銭 |
まとめ(SBI FXトレードで口座開設するべきか否か)
今回はSBI FXトレードについてまとめてきました。最後にまとめとして、SBI FXトレードで口座開設をするべきか否かということについてまとめていきたいと思います。
結論から言うと、あなたがFX未経験者もしくは初心トレーダーであれば開設するべき、中級トレーダー以上であればサブ口座として検討の余地あり、です。
SBI FXトレードは、数あるFX会社の中でも特に優良な会社の1つです。現在、大手FX会社としてランキング上位に名を連ねている会社の中では、どちらかというと後発組なのですが、そんな後発組であるこの会社がランキングに食い込めたのは、他社と比べたときのスプレッドの狭さ、サービスの良さ、透明性の高さが際立っていたからでした。
コマーシャルの力に頼るのではなく、口コミでどんどん利用者が増えていったのがこの会社の強みであり、魅力的な点ですね。ユーザーからの改善要望に答えてくれる点なども、根強いファンを生む一要因になっています。
当サイトFX SQUARE編集部でもこのFX会社を利用しているスタッフも多く、「SBIは優良か否か」という問いかけに対しては満場一致で「優良会社!」という声が返ってきました。
もちろん「私はSBI FXトレードより○○の方が良いです」と自分の気に入っている会社を挙げるスタッフもいましたが、「SBIは優良か」という問いについては全員「YES」でしたね。
初心者からプロまで、メイン口座としても、サブ口座としても、情報収集やセミナー参加のためだけだとしても使えるSBI FXトレード。どのFX会社を使うか迷っている方は、まずこの会社から口座開設してみるのはいかがでしょうか。