投機筋・実需筋とは?

投機筋と実需筋とは、どういう人たちのことを指しているのでしょうか。

まず実需筋。今はビジネスがグローバル化しているため、海外諸国と商取引を行う場合には、自国通貨を外貨に替えたり、あるいは外貨を自国通貨に替えたりという為替取引が必要になります。

たとえば、日本の自動車会社を例に挙げてみましょう。日本から米国に自動車を輸出した場合、その販売代金は米ドルで受け取ります。しかし、日本の従業員の給料や下請け企業への支払いを米ドルで行うわけにはいきませんから、米ドルを円に替える必要があります。そのため、日本の自動車会社は外国為替市場で、米ドル売り・円買いの為替取引を行います。
このように、輸出入に絡んで為替取引を行っている市場参加者のことを「実需筋」と言います。実需筋には他に石油会社、商社などがあります。

一方、投機筋は輸出入とは関係ないところで為替取引を行っている市場参加者のことを指します。基本的には、為替差益を得るのを目的にして外国為替市場の取引に参加している人たちのことです。

たとえば銀行の為替ディーラーやヘッジファンド、保険会社などがこれに該当します。なかでも為替ディーラーやヘッジファンドは、短期的に大きな額で為替取引を行うため、短期的に為替レートを大きく変動させるケースが見られます